2006/06/27

蝶ヶ岳~常念岳縦走(2)

続き。
(前回のお話(三股~蝶が岳まで)はこちらからどうぞ。)

さて、行くと決めたからには出発せにゃーなりません。
はるかに常念岳が見えています。
標高差は300mぐらい。
まぁなんとか気合でいけちゃうかなという感じです。

この「標高差300m」が超クセモノだったことに後で気づくわですが。orz

左側には雄大な景色がずっと広がっているのでシアワセな気分で歩き出します。
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しっぷさんの先右側に見えている「く」の字型の雪渓が残ってるのが常念岳。
あそこまでなら楽に行けそう♪と思うわけですが。
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ん?手前にもっこりしたピークが1つあってこれを超えないといかんみたいだな。
ピーク超えるのはいいけど、山というのはピークのあとは下りと相場が決まってるので、
せっかく稼いだ標高を落とさなくてはいけないのです。それがヤなのだ~。(´・ω・`)
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後ろを見ると御岳や乗鞍も見えてていい天気。
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左側には相変わらず北アルプスのスター峰総出演♪
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てわけで、やってきましたモッコリピークへ。
ん?んん?
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もしかして常念岳までにまたもう1つデブなピークがあるのか?Σ(゚Д゚)
14時12分撮影
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それから一生懸命歩いて1時間10分が経過。
15時22分に撮影した常念。
・・・ほとんどかわってへん。_| ̄|○
さっきのもっこりピークの先にはまたピークが、、、orz
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こっちの景色も相変わらずやな。←だんだん怒ってきた。^^;
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そして、このデブピークを超えたあとのコル(鞍部、山と山の間に低くなってるところ)で、
「もうこれはかなりムリがあるから、ビバークしませんか」と申し出てしまった私。
このままがんばって常念小屋まで行くのは、やろうと思えば出来なくはないけど、
時間的にかなりタイトなのと、限界まで体力を使い切るのをなるだけ避けたかったので
そういうふうに弱音を吐いてみたのだった。
こういう山では指定された場所以外でキャンプするのはいけないんだけど、
緊急避難的にするのは認められているのでした。
それをビバークというのだけど。

平たい場所を探したら、岩だらけの峰なので雪の上しかないのですな。
で、雪の上にいったんはテントを張ったのだけど、
雪上でキャンプする予定はなかったので防水グラウンドシートもないし、
ビチョビチョになっちゃうし、なんだか気分的にも落ち着かないし、
で、「やっぱりがんばっていこうか」みたいな話になり、
結局、またテントを撤収してがんばることになりました。^^;
ロスタイムが30分ぐらい。申し訳ない。
ま、「ビバーク用設営訓練をした」ということで。(爆)

皆疲れきってて、もう笑顔もあんまり出ないんだけど、
でもとにかくあの目の前の常念のヤロー(爆)を超えていかないと、
目的地にたどり着かんのです。
急速にメラメラと闘志が湧き上がる私。(自爆)

「常念のやろー、そこで待ってろ!むかつくヤローだ。
今行ってぶちのめしてやるから逃げんなよ!」
と毒づきながら(すみません言葉悪くて^^;)、
最後の力を振り絞って近づいていきます。

これが16時22分撮影の常念。(;´Д`)
まだ小ピークがあるんかい!
いったいいくつあるねん!言うてみぃ!
(完全に逆ギレ(;´Д`))
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反対側のアルプスのスターたちは
相変わらずきれいなお姿でいらっしゃいますが、
だんだんそれもむかついてきました。(爆)
というか、槍の肩の小屋の屋根が夕日に反射して見えるんですが、
そこから望遠鏡でのぞかれてる気がしてならなかった。(笑)
「あいつらアホやー。こんな時間にまだ登ってるよ。」って。(;´Д`)
(クリックで拡大)
jounen-panorama2.jpg


最後のピークから常念を見る。とにかく圧倒的にでかい。
この山は遠い場所からでもすぐにわかるものすごくボリュームのある山で、
きれいなピラミッド型をしている。
しっぷさんがこの山の形にホレて登ろうと思ったぐらいの山なのですが、
なにしろそれだけデカイちゅうことやな。_| ̄|○
しかし待ってろ、常念岳!今行くぜい!(#゚Д゚)ゴルァ!!
jounen-panorama3.jpg


振り返るとはるかに歩いてきたルートが。。。
アップダウン多すぎ。_| ̄|○
jounen-route.gif


コレが最後の偽ピーク。
これが終わればやっと常念本体に取り付ける!
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最後の偽ピークを降りる2人。
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こんな感じの岩だらけの場所です。
sumP1050888.jpg


いよいよ常念にとりつき、肩に当たる場所のコブみたな部分に到達。
この岩も元気なときに見れば風情があるんでしょうが。(笑)
あ、ちなみにしんどいくせに写真が多いのは、
それだけ立ち止まって休憩してる証拠です。(;´Д`)
この頃になると、皆が3歩進んでは立ち止まる、
1歩出すのに数十秒かかる、というような、
ヒマラヤ高所登山状態に陥っていました。(;´Д`)
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そんな皆をあざわらうかのような大パノラマ。
もうええちゅうねん。ヽ(`Д´)ノウワァァァン
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いよいよコブを越えて最後の登り、核心部分です。
Eちゃんが
「私、岩が好きみたいで~。テンション高くなって早足になってしまうんですぅ。」
とかいいながらグイグイ高度を上げていきます。
こんな高所で、そんなEちゃん(・∀・)カコイイ!!(笑)
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そしてついに頂上キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
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なぜかこの時は私たトップに居たので、お先に頂上にリーチ。
この山は亡父の思い出がある山なので、長年どうしても登りたかったのですが、
やっとそれがかなったという思いと、「このやろーちくしょー」の思いと、
複雑に交錯してちょっとウルってしまいました。ウワァァァンヽ(`Д´)ノ

そして残る2人が登頂!! 18時17分。
jounen-route2.gif


お(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う!
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記念撮影したんだけど、すっごいいい笑顔だった、皆。
そりゃそうだあ、あんなに苦労したんだものねえ。(^^)

山頂には山名表示板はなかったのですが、こんなものがありました。
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山頂から豊科のほうを見ると、なんと常念の▲な形の影が落ちている。
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ブロッケン現象じゃないのに手振ってみたりして。(笑)
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さ。のんびりはしてられません。
急いで下山しないと、秋の日はつるべ落とし。(違)

大急ぎで降ります。
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槍がシルエットになってきて、日暮れが近いことがわかります。
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可及的速やかに降りていたんですが、常念のこっち側もまた1つ偽ピークがあるようで、ソレを超えてやっと小屋が見えてきました。
標高でいうと400m分降りないと小屋につかない。(´・ω・`)
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いよいよ日没キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
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途中、8合目の前常念分岐でショッキングなものを見た。_| ̄|○
明日帰路に使う予定のトラバースルートが通行止めらしい。
それはつまりこの常念にまた登ってここの分岐まで戻って来いということ。。。
λ....
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もう頭の中カラッポになりながら、でも日暮れと戦いつつ、
なんとかヘッデン(頭につけるヘッドランプ)を出さずに
ゴールの常念小屋到着したのは7時13分でした。
(しっぷさんはもっと早く降りて小屋でテン場の手続きしてくれてました。)
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こうして長い長い長い長い長いなが~~~~~~~~~い1日がやっと終わりました。
気力を振り絞り、テントを設営、中でビールで乾杯をしたのですが、
疲れきっててお酒が進みません。(;´Д`)
せっかくしっぷさんが運び上げてくれたお酒、ビール以外は手付かずでした。^^;
そしてハラヘッタ~~!!!とEちゃんの作るカレーをガシ食いして、
あっという間に寝ました。(宴会なし。食後すぐに消灯。)

ちなみに、本日の累積標高差。
蝶ヶ岳までが1327m。
蝶ヶ岳から常念岳までが514m。
あわせると1814m。Σ(゚Д゚)
そりゃ疲れるわ。_| ̄|○

つづく
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