AN=バックカントリーの初心者向け雪崩の危険性についての無料講座
12月3日(月)
JANのANに行ってきた。
昨年より規模が大きくなっていて、350名、しかもすぐに満員になってしまったらしい。
内容的には昨年よりはかなり平易。
専門的な内容をかなり端折って、すごく簡単にさらっと説明って感じ。
そしてインシデントの説明を結構細かくやった感じ。
というか、先シーズンのインシデントが多すぎたっていうせいも。。。
私に雪崩の怖さを叩き込んだ敬愛する大好きなガイドが、
あろうことか雪崩で亡くなってしまうというショックなことが3月にあり、
しばらくは立ち直れなかった。
(さらには、その3カ月後、今度はクライミングの楽しさを教えてくれた
敬愛する大好きなクライマーが事故で亡くなってしまい、
もう今年はほんとにズタボロだった。。。)
JANで先シーズンの全てのインシデントを扱うということは、
当然その雪崩事故も出てくるわけで。
冷静に聞けるか心配だったが、意外に冷静だったのは、
きっと出川さんがとても冷静に、いやほとんど冷たい位の冷徹さでもって
大切な仲間の事故をほかの事故と差をつけず淡々と説明したからだろう。
今年は出川さんの人間的な苦悩がいくつかにじみ出ていた気がする。
客観的にはやはり犬川の雪崩の規模の大きさに息を飲む感じだった。
また、珍しい事例として取り上げられた玉川温泉の雪崩の件も印象深かった。
出川さんが常に言っている、
「”今まで雪崩が起きたことがない”というのは雪崩が起きない理由にはならない」
という言葉が正しいことを証明してしまったわけです。
それから、サイドカントリーをばっさり切り捨てた出川さんの物言いにも大変共感を覚えた。
ロープをくぐればそこは山。ただの山じゃなく、雪山。
今シーズンはまじめに勉強してその雪山を滑りに行こうと思う。
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