春雪スノーボード
行き先はネットの仲良し、まいくろちゃんのホームゲレンデ。
私の隠れ家のある県とは隣県なのだけど、シーズン中は
お互い自分のホームゲレンデをベースにして滑ってるので、
なかなかご一緒する機会がなかったのでした。
まいくろちゃんが今週がラストランだと聞いて、
これは行かねばなるまい、と、意を決して行って参りました。
夜中到着の半泊で行くにはちょっときつめの距離なんだけど、
カーナビや宿のHPのウソツキ(冬期通行止めの道だらけで迷いに迷った)
に惑わされながら、最後は地図とにらめっこのラリーの様相を呈しつつ、
なんとか本日のお宿に到着。
お宿は廃校になった小学校を改装した第三セクター方式のなかなか快適な旅館です。
ただ、廃校になるほどの田舎にあるので、ほんとに道がわかりにくくて泣きそうでした。w
到着は深夜0時前。みな寝静まっていて、宿の人も寝てたみたい。(;・∀・)
部屋に案内されほっと一息。さっそく一風呂浴びました。
食堂からビールを1本盗んできて乾杯。(ちゃんと翌日お代を払いましたヨw)
翌朝起きたら浴衣に丹前というオーソドックスなスタイルで食堂に行き、
まいくろちゃんの近くにそ知らぬ顔で座り、朝食をそ知らぬ顔で食べつつ
彼女が気がつくまで待とうっていう作戦でした。
(この宿はFOMAもMOVAもボーダフォンも繋がらない究極の場所にある為、
彼女に事前に「行く」ということを伝えることが出来なかったのです。)
寝たのが1時半ぐらいで、起きたのは6時。
目覚ましは7時半にかけてたのに、隣の部屋の老人軍団は朝が早い。・゚・(つД`)・゚・
廃校ということは、古い学校なわけで、廊下が昔なつかしの
あのギシギシ鳴るうぐいす張りみたいな廊下なのです。
だから人が通るとギシギシミシミシすごい音がして、
そこにスリッパのパタパタ音が。(笑)
こりゃー眠れん、ということで。二度寝は諦めて、朝風呂を頂戴してまいりました。
ここのお風呂は総ヒノキのお風呂でなかなかよい雰囲気なのです。
清潔できれいで明るくて。ゆったりとぬくもりました。
きのうは暗くてわからなかったけど、このあたりの景色っていうのは独特のノリがあります。
これが何なのかっていうのはゲレンデに行ってはじめてわかったのだけど、
何か(・∀・)イイ!! 感じなんですよ。
テレマークやスノーシューで突っ込んでいきたくなるような、なだらかな丘が多いんです。
朝風呂の帰り、廊下の窓から丘を眺めながらぼーっとしてたら、
廊下の奥のドアが開きました。「あれこっちに部屋あったのか。」と振り向くと、
なんと、まいくろちゃんがΣ(゚△゚;)←こんな顔して私を見つめていました。(爆)
ちぇっ、朝食のときに驚かそうと思ったのに、とか言いつつ、
再会を喜び合い、支度をしてから食堂へ行くと、
まいくろちゃんとまいくろちゃんのお仲間がずらりと勢ぞろいされてました。
すごく楽しそうなお仲間です。
朝食は伝統的和食で、こういう朝ゴハンは大歓迎♪
お味噌汁の中に野沢菜のお漬物が入っていたのが斬新でした。
なかなか(゜Д゜)ウマー!!でした。
そのあと、宿をチェックアウトしたら、従業員のお婆ちゃん2人が
並んで手を振ってお見送りしてくださり、恐縮しきり。
そういえば、この宿、布団を自分でたたもうという気になる宿だったのです。
つまりは商売気がなさすぎるんだろうなぁ。(笑)
そのままにしておいたら申し訳ないから掃除も自分でしちゃおうかって思わせるような、
そんな感じの本当に心温まる雰囲気のお宿でした。
来年またきますぅ。(もう迷いませんからぁ(笑))(^^)/~~
スキー場までまいくろちゃんのお仲間の車で先導していただき、
途中、「テン」(イタチ科の動物)を見てビックリ。
私が子供のころは珍しくもない動物だったけど、というと、
東京育ちの相方がすごく驚いてました。w
そういえば昨晩はタヌキを2匹見ました。
隠れ家ではカモシカ、シカ、キツネ、キジ、ウサギを見るけど、
タヌキは見たことがなかったので、なかなか感激しました。
おしりがかわいい♪<タヌさん。(笑)
スキー場では、皆さんが私たちと一緒に滑ってくださろうとするので、
「皆さんペースがお早いので、うちらはゆっくり行きます。どうぞ皆さんお先にどうぞ。」
と逃げ出そうとしても、リフトを降りると、その先に彼らが座って待ってるのが見えるんです。(爆)
どうしても逃げ出せません。・゚・(つД`)・゚・(笑)
まいくろちゃんたちがどれぐらいのスピードで滑るか、というのは、志賀で体験済みなので、
お仲間のスピードも想像はついていましたが、そのペースでずっと滑るとなると老体にはかなり危険。(笑)
最初のうちなどとくに、景色も見る余裕はなく必死で後を追っていました。
でも要所要所のカーブや分岐で必ず止まってくださるので、迷わずに済みました。
滑ってるまいくろちゃんとお仲間。
この景色をみて、先ほど言ってた「なにか」がよくわかりました。
スイスに似てるんですよ、ここ。
スイスの丘陵地帯みたいに、森が少なくて木が少ないのです。
スイスの場合は山まるごと牧草地帯なんだけど。
ここは棚田とかがあるらしく、全体的に見ても山の斜度がなだらかなんですよね。
だから雪の時期の風情が似てるのかな。
コース説明をするまいくろちゃん
景色がいいねぇ♪(^^)
まいくろちゃんとオツレ様
この2人はウェアーも似てるので、目の悪い私は「大」がオツレ様、「小」がまいくろちゃん、
というふうに見分けてます。(爆)
まいくろちゃんのお仲間。
「気のいい連中」という言葉がぴったりの陽気な人たち。
私たちが乱入したので緊張されてたとかだけど、
その手のネタ的にはぜんぜんオッケーですから。(謎笑)
仮面ライダーBについては一生忘れないと思います。
今から皆様との再会が楽しみ!!
これもまいくろちゃんのお仲間(違
なぜかゲレンデにいました。(水族館からの出張らしい)
そのあとお昼ごはんをいただき、食後に名物のジェラートを。
ここのジェラートは、添加物を使用しないかわりに蕎麦粉の粘りを利用するらしいです。
お味はというと、これが激烈においしいのでびっくり。Σ(゚Д゚)
私が頼んだのは「くるみ」のジェラートで、上に色違いのが載ってるのは、
「お試し」でヒトクチ分無料でサービスしてくれる分なのですが、
それには新作?の「ふきのとう」というのを選びました。
これがねえ、ふきのとう好きな人間には(*∀*)ウヒョ~たまらん!!のですよ。\(^o^)/
その後、まいくろちゃんと私と相方だけもう1度上に上がって1本だけラストランをしました。
そしてその時、相方によるお礼サービス?幻の(爆)ドギーがお披露目されました。(爆)
ドギーとは、doggyと書き、「犬」の意味があるのですが、テレマークスキーの1つのスタイル?で、
踵のあがるテレマークスキーの特性を利用して、板の上に膝をつけて四つんばいになり、
両手はそれぞれ板の先を握り、四つんばいのまま滑降していくというものです。
愛好家によるレースなども開催されており、私もこれを練習中です。
これ、見てるとお腹がよじれそうなぐらい笑えるんだけど、やってるほうは結構怖かったりします。
写真だとまるで止まってるように見えるけど、これで滑ってるんですよ~。(笑)
てな具合で、最後の1本を滑り終えて、センターゲレンデの前に降り立ちました。
まいくろちゃんの今シーズンラストを飾る瞬間だったので、
その胸のうちを考えるとちょっとドギマギしてしまって、
私なんかがここにいていいんだろうかと一瞬うろたえちゃいました。(笑)
ヨーロッパ在住時に欧州アルプスで滑りまくってたので、
正直、日本に戻ってからはスノーボードに対する意欲は完全に低下しちゃってました。
帰国後、板も買わずにいたぐらいで、年に1、2度程度レンタルで借りて滑ればいいや、
ぐらいにしか思ってないぐらい、もうボードをやる気にはならなかったのでした。
でも、まいくろちゃんとの出会いがまたボードの楽しさに火をつけてくれたようです。
やっぱり1人で滑ってると今でもつまんないけど、ボードは仲間と滑るもんだなぁってしみじみ。
来シーズンはパフパフを食べに、またまいくろちゃんのお山に行かせて頂きたいと思います♪
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