2010/10/13

紅葉の裏剱(3)

2日目

午前4時起床。

どうやら、音はしないけど霧雨程度、の雨が夜中に降ったらしく、
フライがグショグショになっていました。
暗い中でご飯を食べて撤収。
熊は来なかったようで、ザックは無事でした。(ホッ)
5時半出発。

今日は二股から仙人池→仙人温泉→雲切新道→仙人ダム→阿曽原温泉
という長いルート。
気を引き締めて行きます。

二股の河原から急登。
昨晩抜かしていったあの2人組がどこにビバークしたのかが気になってました。
かなり急な登山道をグイグイ標高をあげていくと、ついに稜線に乗っかり、
その稜線に乗っかるところが広くなっていて、彼らはビバークしていました。
そこからは裏剣が一望できるので、ぜひ今度はここに、などと考える。
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しかし、その直後降りてくる人いわく、
「先ほどそこで熊の親子連れに会ったので気をつけてください。
昨日の熊事件はご存じですよね」とのことでした。
昨日の熊事件については、真砂沢の友人から聞いていました。
チンネを登った帰りに熊と出会い、頭はヘルメットのおかげで無事だったが
お尻を引っ掻かれた。しかし自力下山て仙人温泉に泊まった、という情報でした。

というわけで、この稜線に泊まるのは熊遭遇率が限りなく高いので辞めておこう。

そこから先はチンネとかニードルとか、
ここに来なければ絶対に見ることのできないクライマーの聖地を眺めながら、
さらにそれを彩る極彩色の錦の色に驚愕と感嘆の声をあげながらの
忘れることのできないすばらしい道行きとなりました。
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似たようなアングルばかりですが、一歩登るたびに見惚れてしまい、足が進みません。
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ナナカマドに雨の水滴が宝石のように
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ズームしてみた。フランスのドリューみたいだ。
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だいぶ進んで景色が少しずつ変わってきました。
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つい左ばかり見ちゃうけど、登山道もこの美しさ。
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そして右には後立山連峰が。シルエットは鹿島槍。
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ついに仙人池ヒュッテが見えました。
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足元を見ればなんて深紅(まっか)なチングルマ
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紅葉の裏剱、すばらしい。これを攀じろうとは思わないけど、
生きてる間に自分の目で見ることができて本当に良かった。
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このように、この稜線歩きは実にすばらしいものとなりました。
長年の夢だっただけに、感慨もひとしお。


(つづく)
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