2010/07/11

大真名子から女峰山

またもや日光の山に行ってきました。

今回は、土曜日、出張で茨城に行った帰りに、そのまま志津乗越で車中泊、
日曜日は午後から雨という予報だったので、朝早く出て半日で歩いてきました。

志津から大真名子、小真名子、帝釈山、女峰山を通り、唐沢小屋を通って林道経由で戻る
アップダウンの激しい累積標高差1300mのなかなかMなルートです。

4時50分 志津乗越出発。

シラビソの原生林を登っていきます。
この山も神様の山で、八海神様が祀られていました。
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すぐにかなりきつい勾配の上り坂になり、これが延々と続きます。
登山道は「木の根道」で、原生林の中なのでとても風情があります。
登山道にヘンに手を加えられてないのが嬉しい。

途中、尾根上に開けているところがあると思ったら、神様がいらっしゃいました。
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レトロな感じの鎖場が出てきます。
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ゴゼンタチバナ。
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少し見通しのいいところから、男体山。
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千鳥返しという名前の岩場。
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山を越える千鳥をも跳ね返したといういわれなのでしょう。
3種類の鎖がかかっており、興味深かったのでじっくりと見てみたら、
驚くべきことを発見。

なんと、一番古い鎖は、弘化2年(1845年)製です。
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ええええ?江戸時代~~~~?????
思わず大声を出してしまいました。
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弘化2年といえば、将軍は12代徳川家慶で、
2月 筆頭老中、水野忠邦を解任
2月 伊予宇和島藩、火薬製造を開始
3月 アメリカ船マンハッタン号、漂流民を乗せ浦賀に入港し通商を求める
3月 江戸で大火。入牢中の高野長英、逃亡
7月 イギリス船サマラン号、長崎に入港
7月 海防掛を設置し老中・阿部正弘が兼任する
- 松浦武四郎、東蝦夷地を探検

というような時代だそうです。
その時代に、信心深く、当時はきっととても高価だっただろう鎖を寄進するなんて。。。
想像するだけで涙が出ます。
よく見ると鎖は、手で曲げて、手で圧着させてありました。(型による成型ではなく)

次に古いのを調べてみると、明治31年とありました。
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江戸時代に比べれば新しいですが、すでに今から100年以上前です。。。
この当時の鎖は、たぶん鋳型を使っているのでしょう、形が均一です。
(でもどうやって鎖を通すんだろう???)

弘化2年の鎖(左)と明治時代の鎖(右)が並んだ図。
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非常に感銘を受けてしまい、この鎖場でしばらくたたずんでいました。


ふと我に返って登山に戻ります。w

見ればきれいに男体山が見えています。
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そしてあっけなく、頂上へ。
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え?というぐらい早くついてしまいました。<CT2時間20分のところ1時間30分

頂上にはいろんなお花が咲いていました。

ツマトリソウ
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ミヤマカラマツのつぼみ
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なにかのつぼみ
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しゃくなげ
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山頂には神社がありました。先客がいらしたので近寄らず、帰りにじっくり、
などと思っていたのですが、考えてみたら帰りのルートが違うじゃん! 
神様ごめんなさい、ちゃんと拝まずに通過してしまいました。。。
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こちらも山頂表示板
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男体山を振り返る。
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これから行く女峰山には朝焼けが。
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ちょっとワクワクするような道を通って
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小真名子までは一気に200mの下り。
ちょっと勇気が要ります。(^_^;)

ここにもミツバオウレンが。
(いつもとカメラが違うのでイマイチマクロがうまく撮れない)
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女峰山、遠いなぁ。どうしようかなぁ。<この時点で女峰山まで行くか迷ってました
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200m一気に下ったら、そこはすてきな広場でした。
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タカノ巣というらしい。
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そしてまた200mの一気登り。ゼイゼイ。

すると、ポーンと小真名子の頂上に出ます。
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ここまで来ると女峰山の形が変わってきます。
回り込んできてるので、より山の形が立体的に。
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ここで本日2人目の登山者に遭遇。
唐沢小屋からいらしたそうです。

熊野の修験者がいらしたそうな。
日光も修験道の山ですものね。
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小真名子まで来て考えようと思っていましたが、
天気も持ちそうだし、やっぱり女峰山に行くことに。
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おにぎりを食べてすぐ出発。
すぐに電波反射板発見。
この場所に三角点がありました。
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振り返ると大真名子とその後ろに隠れるように男体山が。
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そして女峰山まではここからまず激下り300m(^_^;)
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ガレ場を通って下ります。下りは滑るので緊張します。
日光の山全般に言えることですが道標やマーキングが実にしっかりしていて、
常に新しいものに差し替わっていて頼もしいです。
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蛍光グリーンな新芽。
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下りきった場所が富士見峠。
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さてここからまた400mの激登りです。(^_^;)

いい加減飽きてきたころ、やっと帝釈山山頂に到着!
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振り返れば、登ってきた山々が。
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いやー、しんどかった。
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さてがんばって女峰山まで行きましょう。
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ベニバナイチヤクソウの散ったあとかな?
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オノエラン。先日の谷川岳に続いて人生二回目の遭遇。
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女峰山との間の小ピークには「専女山」と。
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専女山にかかってた鎖。
うーん、読み取れない、残念。でも鎖の形から明治時代のものではないかと。(マニアックすぎw)
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ミヤマダイコンソウが咲き乱れていました。
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あとちょっと!
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コケモモ
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ウラジロヨウラク
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取りつき下部
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イワベンケイの花後?
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ついにゴール! 右から帝釈山、小真名子、大真名子、、、
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右から大真名子、男体山
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山頂神社。
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お参りをしてすぐに下山します。
ここから先はさすがメジャールートだけあって、たくさんの登山者にすれ違いました。

唐沢小屋に到着した頃、ポツポツ降り始めました。
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中。きれいに掃除されてました。ゴミもなし。
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日光白根の避難小屋もですが、お世話してくださってる野木山想会の方々には本当に頭が下がります。
ありがとうございます♪
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シャクナゲがきれい♪
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馬立分岐(道標明瞭。登山道整備もバッチリ)
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そして林道へ飛び出します。
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そこからは長い長い林道歩き。。。つまんない。(^_^;)
今度来る時は、来た道を戻ってみたいと思います。(どM)

雨はポツポツのままだったので、最後まで雨具を着ずに済みました。
驚いたのはこの林道から登ってくる人が結構いたということですが、
私的には、大真名子からのほうが倍以上楽しい山旅を満喫できる、と、申し上げておきます。
まあ、アップダウンはそれなりにありますけどね。(^_^;)


12時ちょうどに志津到着。
7時間10分、累積標高差1300mの旅でした。

帰り道、林道を歩いてる若いカップルがいたので三本松まで乗せてあげました。
あの林道を三本松まで歩こうとは、さすが若いなぁと脱帽です。笑

※メモ

志津乗越はドコモ圏外
大真名子、小真名子、女峰山は、アンテナが2,3本と立つもののメール送信不可
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