2008/09/23

甲斐駒ケ岳・黒戸尾根(日帰り往復)(1)

3連休+1日で4連休とし、単独テン泊縦走を予定していたのに、あいにくの雨。。。。
モトから雨に弱い体質?なので、テントの時はもう絶対雨はNGです。

というわけで、毎日隠れ家で天気予報を見ながらスタンバイしていたら、
どうやら連休最終日が晴れるとの予報。
ならば、この4日分を1日にぶつけてやる!との意気込みで、
1日で行けて、4日分の満足感と疲労度があるところ(笑)、
という、ワケワカメな選択基準をもとに選ばれたのが、黒戸ピストン。


黒戸尾根は甲斐駒ケ岳から伸びる長い尾根のうちの1本ですが、
深田久弥氏がその著書で絶賛しているらしい。
1本の尾根道からなる登山道としては、
日本で最高の標高差(2300m)を誇るそうです。


甲斐駒にはまだ登ったことがなくて、どうせ登るのなら、
いつかはこの黒戸尾根から甲斐駒を、と思っていました。

しかしいつの頃からか、目標は、黒戸尾根を登るだけじゃなく、
その日のうちにピストンで降りてくるという、体力の限界に挑戦
&タイムトライアル的な内容に変わっていき、、、、。^^;


そしてこの連休の最終日、満を持して?(雨のおかげ?)、
星がまたたく9月23日午前04時25分、
竹于駒ヶ岳神社前の駐車場をスタートすることとなりました。

以下、山行記録です。


スタート時点では真っ暗な闇の中。
普段使ってるヘッデンはLEDのものですが、これじゃ暗いかもと思ったので、
相方に貰った米軍特殊部隊御用達のライト
SureFire社のE1L Outdoorsmanを持参したところ、
これがものすごく良かったです。
これがなければサクサクとは歩けなかったかと。。。

とはいえ、その武器?を持ってしても、神社までですでに迷いました。^^;
この道をまっすぐ行っていいものかどうか悩みながら行くと、神社を発見!

そして、今度は真っ暗すぎて登山道がわかんない。(;・∀・)
吊橋をわたることはわかってたので、川沿いなのは確かですが、、、
川には駐車場しかなく、よくよく見ると、神社の左側を通って、
奥へいけるようです。
(下山してから見たら簡単な作りで誰でもわかる感じでしたが、
なにせ真っ暗なのでさっぱり。^^;)



行くと、ありました。釣り橋が。
そしてそこを渡ると、いよいよ登山道です。
まずは熊に注意の看板です。
P1020535.jpg


1ヶ月前にこの黒戸の登山道で熊が出て人が襲われたらしく、
熊鈴を派手に鳴らしながら(よく鳴るようにストックに付け直した)、
真っ暗な登山道を歩きはじめました。

暗い中を一人で行くので、思わず速足になり気味なのですが、
先は長いと言い聞かせ、呼吸を整えつつ、1,2、と心の中で掛け声をかけて
リズムをとりつつ、登っていくと、森の中で、バキッ!バキバキッ!と、
なんかの動物が歩いてる音が!!!
ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン! こ、こ、こわいっ!!((;゚Д゚)ガクガクブルブル
必死で熊鈴を振りながら、音のするほうに威嚇的に懐中電灯を向けます。

結局、これが熊だったのか、鹿とか猿だったのかはわかりませんが、
重量級のやつがこっちに接近してきたのは間違いないです。(;・∀・)


と、思えば、近くの木から、ボタッ!と何か重いものが落ちた音がします。
●:・∵;(ノД`)ノ ヒイィィィ

びびりながら気配を窺いますが、どうやら動物ではない模様。
その後何度もこのズシンとした音が聞こえ、明るくなってようやく正体が判明。
それは、雨で腐って落ちたまだ青い栗のイガでした。
雨を含んで重くなってるので思いのほか大きな音がするのですね。 Σ(゚Д゚)

と、まぁこんな風に、おっかなびっくりビビりながら、登っていきます。

どうやら今日最初に登ってるのが私らしく、蜘蛛の巣が多いのには参りました。
ストックを振り回して蜘蛛の巣を払いながら進みます。

1時間ぐらいすると日の出の時間で、周囲が明るくなりほっとします。
樹林帯の中なのでご来光は拝めませんでしたが、空が晴れてるのは見えます。

6時20分。笹の平分岐到着。(1:55//2:30=実際の所要時間:CT)
CT比は比較的よいようです。
軽く食べて、すぐに登りはじめます。
あたりは一面の笹ですが、ヤブというほどではありません。
登山道は実によく手入れされきれいに刈り込まれていますが、
これは実は単なる登山道ではなく、駒ヶ岳神社の参道だからだと思います。
これから先、山頂まで、何百体と祀られてる神様にお会いしました。


そこから1時間ほどして、突然1段高い感じになります。
明るく開けた感じ。
それまでの笹一面の樹林帯から、苔に変わります。
そしてここから上は神様がたくさんいらっしゃいました。
P1020545.jpg

その直後、岩の塊にぶつかります。
尾根の上に岩塊が載ってる感じ。
それが、「刃渡り」でした。

P1020550.jpg


刃渡りは実際には怖くないとブログ等に書いてあるとおり、
短い距離だし、鎖もついてるので、刃渡り自体は怖くなかったです。
でも、刃渡りが終わってからの100mぐらいかな、
幅50cmぐらいの細いリッジの上を歩かなければいけないのですが、
左手は実は超切れ落ちた断崖絶壁、、、、
植生があるから気づかないだけで、ものすごく怖かったです。(;・∀・)


そして、刃渡りから、はじめて下界が見下ろせました。
それまで樹林帯だったので、絶景かな、絶景かな♪

鳳凰三山と富士山
P1020555.jpg

八ヶ岳
P1020553.jpg


そこからは、ひたすら登りです。
とはいえ、長い尾根なので、トラバース的に歩く平たい道も結構あります。

だんだん登りが険しくなってきて、(岩が増えてくる)
ハシゴが増えてきます。
P1020559.jpg
P1020560.jpg

急なハシゴを登ったら、そこが刀利天狗を祀ってあるところでした。
P1020561.jpg

刀利天狗だけではなく、すべての神様を通り過ぎるたび、
道中の安全を祈って手を合わせます。
帰りは帰りで、無事に戻ってこれたことのお礼のため手を合わせます。
このため、結構なロスタイムがあったかも。^^;


そうこうするうちに、また視界が開ける場所に到達。
ついに、本日の目標地点=甲斐駒ケ岳山頂が見えました。
しかし、遠い、、、、遠すぎる、、、、到達できるのか????(;・∀・)
P1020562.jpg

8時45分。5合目小屋跡到着。
4合目あたりから5合目に到達するまでには、
いったんかなりの高度(標高にして100m程度らしい)を下ります。
これが帰りへのかなりのプレッシャーとなりました。

いったん尾根が終わったように見えて、新しく隣の尾根にとりつく感じ。
それが5合目なのですが、そこには、またもや神様がたくさん祀られていました。
P1020566.jpg

その真横にすごい垂直な長いハシゴが。。。。
P1020567.jpg

このあと、ハシゴ、神様、ハシゴ、神様、といった具合で、
P1020570.jpg

一気に垂直に近く高度を上げていきます。
P1020572.jpg

ハシゴのほかに鎖場もたくさんあります。
P1020574.jpg

そして、9時44分、七丈小屋に到着。
印象としては6合目だと思います。
とてもきれいな小屋群で驚きました。 Σ(゚Д゚)

本棟
(帰りに覗きましたが、通常時で10数名で一杯になる感じの
小さな、だけどとてもきれいな小屋です)
P1020575.jpg

なんと湧き水を汲んでるのですが、飲料適合との検査結果です。
水は無料でわけてくれます。
P1020576.jpg

びっくりするほどきれいなトイレ。
有料で、使用料は200円です。
P1020577.jpg

第二小屋。自炊者専用のようですが、無人開放ではないそうです。
お金を払って鍵をもらって使用するシステムのよう。
これがフラットのログハウスなのにびっくりです。
P1020578.jpg

この第二小屋の前でしばし休憩します。

(つづく)






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コメント

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まよさん

コメントのお返事遅くなってすみません。
2300m、ほんと、登りだけならねえ。(;・∀・)
下りが加わると疲れが倍増ちゅうか、
膝が壊れるちゅうか。(;・∀・)
これは本当にどMのコースだと思いました。w

ども!
標高差2300mですか!すごい高度差ですね。
登りはまだしも下りのはしごはかなりイヤかも。
これを一日でピストンなんて。。
どどどM以外の何者でもないと思われ~!!