2008/09/14

変則山行~蝶から奥穂~(3)

9月14日(日) 穂高岳山荘→奥穂→穂高岳山荘→涸沢岳→穂高岳山荘→涸沢(小屋泊)


3時半、テントの外に出ると、真っ暗闇のガスガス。
祈りむなしく、天に届かずか。。。

小屋の自炊場所へ行く。
こんな時間なのに結構たくさん人がいて、
みんなヘッデンでご飯作って食べてました。

4時すぎ、皆揃って、朝ごはんをいただく。
私は前夜のうちに戻しておいたアルファ米の炊き込みご飯を食べました。
(テントにおいておくと硬くなってしまうため小屋泊の友人に預かってもらってました)
みんなは小屋のお弁当である朴葉寿司を食べてたようです。


そして出発。(時間不明)

外はまだ真っ暗。
奥穂への登りは、小屋の前からいきなり岩場になります。
真っ暗な中、ヘッデンだけで岩を登るのは初めてです。
ちょっと不安でしたが、よく考えてみると、自分がトップで登るわけじゃなし。
前に人がいるんだから、その人の明かりとトレースを利用し、
さらにその前の人の位置を確認すれよいのです。(・ω・)ノ

ISO800で撮影(本来は真っ暗)
P1020332_20080919153755.jpg


しかし、トップのルーファンは難しそう。
あそこの岩場はどこも登れるように見えるだけに、
よーく道を観察せんといかんのですなぁ。
トップを行く友人のヘッデンは光量が非常に多く、明るい。
先に行って振り返って道を照らしてくれたりもします。
P1020333.jpg


ああいう装備はトップに立つには必要だなと思いました。
(私のはLEDだからやっぱ光量は少ないです。
軽いし長持ちはするけど。)

さて、奥穂までは岩場の険しいのが最初あって、
そのあとはダラダラしたガレ場の登りです。
山頂まではコースタイムだと50分ぐらいですが、
速足なら30分でいけるような感じ。

が、昨日から調子が悪い友人Mの調子が上がりません。
高山病でやられてる感じです。
さらに腰痛がかなり酷いようで、
いつもの彼女らしくなく、かなり苦しげな足取りで登っていきます。

ガスはいつまでもまとわりつき、あーこりゃ今日はご来光はむり!という感じ。
そのうち薄明るくなってきて、そうこうするうちに、やっと奥穂山頂に到着です。

P1020338_20080919155229.jpg


視界ゼロなんだけど、とりあえず記念撮影をして、相談。

この天気。
この視界不良。
(足元も濡れてるし)
友人の体調
もう1人も実はちょっと頭痛がするらしい

このことから、彼らは奥穂→西穂を断念し、いったん山荘へ引き返すことになりました。
引き返し、天候が回復傾向にあるならば、涸沢岳から北穂へ行くとか、
キレットを越えて南岳へ、などという選択肢もあります。

私は、当初の予定でしたら、奥穂で彼らを見送り、そのまま前穂へ行くつもりでしたが、
そんなこんななので、一緒に穂高岳山荘に下山することにしました。
彼らが北穂へ向かうのなら、北穂までぜひ一緒に同行したいと思ったからです。

と、そこで一瞬ガスが切れ、ジャンダルムがうっすらと浮かび上がってきました。

P1020345.jpg


ジャンって私にはいつ見ても妖怪にしか見えない。w

手前の恐怖の馬の背までくっきり浮かび上がってきました。
しっかしなー。奥穂→西穂だと、いきなり馬の背を下るからなぁ。(;´Д`)
それがイヤですねえ。(;´Д`)
P1020349.jpg


さて、穂高岳山荘まで戻り、私がテントを撤収してる間に、彼らは作戦会議。
とりあえず涸沢岳まで行くことになったらしいです。<CT比を測る

涸沢岳頂上
P1020358.jpg



涸沢岳についたところで、結果、CT比がちょっと遅めだったらしく、
彼らの結論は「このまま白出沢を下って帰る」でした。

残念ですが仕方ありません。



涸沢岳で名残を惜しみながら山頂でしばし滞在してると、
ガスが急速に晴れてきて、NHK特集とかで見る、いかにもな感じの、
これが穂高連峰だー!的な絵になってきました。

P1020367.jpg


しかし最後まで槍は姿をあらわさず、
涸沢岳から北穂へのルートを改めて覗いてみて、
「こりゃー一人だと高所恐怖症でガチガチになるからやーめた!」と
私も一緒に下山することに。(弱っ!w)

皆で小屋に戻り、持参したお昼を食べてお別れとなりました。

P1020373.jpg


延々と続く白出沢から下山していく彼らを見送ったのち、
私はザイテングラートから涸沢へ下山。

その頃にはもうすっごく天気がよくて、恨めしい感じ。
でもニンゲンって面白いもので、下山をはじめると、どんなに天気がよくても
「じゃあ登り返してイッチョ行ったるか」とは思わないものです。
(って私だけ?w)

P1020390_20080919155306.jpg


涸沢に到着。
本日は親のご招待で涸沢小屋の個室に泊まることになっていました。
まだ午前中なのだが、部屋に通してくれたので、
濡れたテントやらを早速すべて出して、
ビチョビチョのものは、小屋のテラスに干して乾かします。
シュラフやらも全部広げて陰干しして、湿気を抜いて、
のんびりと過ごしていたら昼になって、親たちが戻ってきた。
涸沢ヒュッテで絵を描いてたらしい。

昼食の後、ザイテンの下部まで彼女らを連れて登り、ピクニック。

戻ってきて、日が沈んだら、満月が出ました。
(満月じゃなかったかもだけど、みんなでお月見しました。)

P1020406_20080919155312.jpg


夜は部屋でハナシをしたり、本を読んだり。
ヤマケイの2007年7月号を読んだら、
「ナンバ歩き」のことが出ていて、なるほどと納得しました。
私が蝶ヶ岳に登る時、体力温存しようとして使ってた手法が、
実はナンバ登りだったのだということをはじめて知りました。

21時。消灯とともに就寝。

テントに泊まらず、個室に泊まるというのは、なんか負けた気がしました。(爆)

奥穂涸沢岳GPS
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント