2007/09/29

西穂~ジャンダルムを越えて~奥穂縦走(2)

2日目 (1)西穂山荘~西穂山頂


ヤマケイアルペンガイドによれば

天候も体調もベストコンディションで臨みたい穂高連峰最難の縦走路
馬ノ背、ロバの耳、ジャンダルム、天狗ノ頭、間ノ岳、西穂高岳と難所が連続する縦走は、奥穂高岳からの南下を順路とする。
ロープウェイによって高度をかせげる北上プランは有利に思われがちだが、実際には10以上のピークの登りは南下コースの倍近く標高差があるばかりでなく、多くの難所が下り展開となり、困難度が増大する。
これは険しい岩稜帯が連なる穂高の縦走路の中でも最も困難なコースである。
槍・穂高縦走で大キレット越えを体験し、岩登りの基礎課程を修了した力量の揃ったパーティであれば、充実した岩稜縦走を楽しめるだろう。



ということらしいです。

初挑戦でいきなり「順路」ではなく「逆路」で、
最低でも1人15kg位、リーダーは25kgのテン泊装備を背負って、
完走しちゃったわけですが、ちょっとやりすぎか。汗




翌朝は4時ぐらいから外が騒がしくなりはじめました。
小屋の人たちも、3人で1枚の布団じゃそう眠れないだろうから、
早発ち組が多いんじゃないかと想像します。

夜明けは5時22分ごろ。

P1020895.jpg



天気はまぁまぁ、なんとか雨が降らないように祈ります。

山荘出発5時45分。
飛騨側には雲海がきれいに見えていました。

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まずは独標を目指します。
独標の手前で、朝○旅行の団体さんを発見しました。
昨晩遅めに到着して、今朝朝一で出て行ったすごい人数の団体でした。
彼等は軽装だったので、せいぜい独標までしか行かないだろうとは
思ったのですが、突然、リーダーが「やつらをぶち抜く!」と宣言。
独標到達までに必ず全員をぶち抜くミッションが課されてしまいました。(;・∀・)
独標直下で彼等をなんとか全員ぶち抜いてほっとしたのですが、
こんなところでエネルギー使っていいんだろうか。(;´Д`)

で、やっと独標到着。

P1020909.jpg


狭いピークなのですぐに先に進みます。

そしてピラミッドピークに到達。
P1020911.jpg


文字通りピラミッドみたいに見えるからの名前かと。
行く手に見えてる高いピークが西穂岳山頂です。


ピラミッドピークのいくつか先のピークから後方を振り返る。
P1020912.jpg

真ん中の尖った山がピラミッドピーク。
その左後ろに見えてるのが独標。
背景に焼岳。


P1020910.jpg


そして西穂高山頂に到着。(画像:h氏提供)

5405450_2940349104.jpg



ここで30分ほど休憩しました。
その間に、ヘルメットとハーネスを装着し、
いよいよ点線ルートへと入っていきます。

つづく


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