2012/03/17

ヒーローの死

3月14日。

BC(バックカントリー)の師匠が亡くなりました。
新聞記事を読んでも、人から話を聞いても、
どう頑張っても、その人の死を受け入れることができませんでした。


考え続けて、2日目にようやくわかったのは、
彼が私のヒーローで、ヒーローは絶対に死ぬことはない、
と、私が思いこんでいた、ということでした。


きのうお葬式に行ってきました。
顔を見ないと亡くなったことが納得できませんでした。

だけど、顔を見たけどやっぱり納得できなかった。。。


お坊さんが、諸行無常について話してくれました。
残された私たちは、今日を一生懸命生きるしかないって。
昨日と今日は違うし、今日と明日はまた違う。
何一つ同じものがない、流転。
皆、失ったものが大きすぎて、明日に向かって転がって行けない。
だけど、生きて行くしかないのですよね。


きのうの水上(みなかみ)はいいお天気で、
あなたの命を奪った天神尾根がよく見えました。
JAN(日本雪崩ネットワーク)の人達はお葬式直前まで山に入って、
あなたの命を奪った原因を調べていたそうです。


ねえ、タカさん、
いくらタカさんがおっちょこちょい(失礼w)だからって、オウンゴールはないでしょ。
そりゃあんまりダサすぎだよ。。。(T_T)

楽しかったです。本当にありがとう。
今度から誰を師匠にしたらいいか悩むけど、
やっぱりBCは止めないで続けて行こうと思います。

お父さんは「心の片隅に置いておいてやってください」っていうけど、
忘れるもんですか。忘れられるわけがない。


あのつぶらな大きな目で、ニカーって笑って、
そう、あなたはまるで、三歩みたいな人だった。
ちっちゃい体で三歩みたいに強かった。

どうかもう苦しまないで安らかに眠って下さい。

ありがとう。そして、さようなら。
takasan2.jpg



雪崩で山スキーの男性死亡=谷川岳、同行2人は無事-群馬
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012031400986
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2012/03/11

快晴の会津駒ヶ岳

3月11日(日) 

今日は会津駒に登る予定です。
豪雪地帯にある山なので、ラッセルが大変だろうと、
人数を集めてラッセル隊を結成して挑む予定でしたが、
意外や意外。一昨日から昨日にかけて降った雪が少しあるものの、
那須のほうがずっと降ってた感じ。Σ(゚Д゚)

しかも、今朝は青空が出ていて、天気予報は大外れ。
絶好の登山日和となったので、こりゃ山頂狙わなくちゃ!ヽ(^o^)丿

那須の師匠とカラコルム隊長、もう1人、ラッセル隊員として来られたTさん、
の3名の那須チームが6時半前、先発して行きました。

私とgちゃんと朝合流してきたツイ友のぽんちゃんは7時すぎから登り始め。
林道を登り、
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途中、雪崩のデブリが生々しい駐車場のところから尾根に直接取りつきます。
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空はピーカンになってきて、大好きなブナの中を、小規模雪崩の跡を見ながら
グイグイ高度を稼いで行く、といいたいところですが、やっぱり板があると遅い。Orz
板を背負ってないgちゃんにみるみる離されます。
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体力温存のために途中までは、板をポチ(ひきずる)してたのですが
(背負うと引きずるではかかる負担がかなり違うため)
雪質がモナカで扱いが悪いので、業を煮やして背負うことに。
今までだと背負うとすぐにバテてたので警戒してたのですが、
今回はふしぎとバテずにすみました。

ぽんちゃんはスプリットで来てたんだけど、どうも春の山はスプリットには不向きらしい。
登りはシールがうまく効かないみたいだし、下りは板が曲がらずものすごく苦労してました。
なんで、春はやっぱり普通に板を背負ってスノーシューで上がるのがいいらしいです。
(スプリットは厳冬期のドカパウ向けということらしい)
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師匠たち3人が先行、、しばらく離れてgちゃん、続いて私、そしてぽんちゃん、と
全員バラバラで歩いてたのですが、こういう時に無線が大活躍。
要所要所で今どこにいるだの、景色がきれいだの、話をしながら歩けたので
やっぱり無線は便利でいいね♪

天気最高。景色きれいすぎで足がすぐに止まる。
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燧ヶ岳
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頂上へ続くおいしそうな稜線
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燧ヶ岳アップ
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先行する師匠たちが山頂を踏んで降りてきて待ってる間に
gちゃんも山頂を踏んで降りてきて、4人で小屋周辺で待っててくれ、
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やっと私とぽんちゃんも到着。
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休憩してのんびり雑談しながら全員で記念撮影ののち、
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師匠チームとgちゃんは下山。

私とぽんちゃんも無事に山頂を踏みました。
山頂標識、いつもテッペンぐらいは出てるらしいんだけど、
今回は何もないので、他所のBCパーティが、ムキになって掘り返してたけど、
何も出て来なかった。w
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山頂から中門岳方面を見る。おいしそうだ~♪
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雪質が安定していたら沢を滑ろうということになってたのですが、
明らかに雪崩が起きまくっているので、今回はもうこのまま登山道を滑って降りることに。

スプリット組み立て中のぽんちゃん
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山頂から滑り降りてる私。
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雪質は超モナカ。(^_^;)
かなり滑りにくいです。まだボードだからいいけどテレとかしんどそう。
登山ルートで降りようとするとライン取りが難しく、板を脱いでハイクアップもあり。

森林限界から下は、ツリーラン。
こんなにツリーランあると思わなかったからヘルメット持参せずでしたが、
まあストック使えばOKな感じでした。

40cm位下に融解凍結層があって、それが底付きを形成。
ターンを着るとその上に乗ってる昨日の湿った雪(緩んでる)が、
全部ざ~っと雪崩れて行く感じ。
たまに気持ちのいいバーンもあるんですが、すでに踏まれてる。(^_^;)

ぽんちゃんはかなり大変そうでした。
板が硬くて曲がらないのでこのモナカのツリーランはかなり厳しいらしい。

というわけで、下山は思ったより時間がかかりました。
(下山中に時間が来たので黙祷。)

下山したら名物の裁ち蕎麦食べてと思ってたのですが、
冬はやってないらしい。Orz
しょうがないので燧の湯で温泉入って、解散。

宇都宮まで下道で行き、佐野SAでギョウザを食べて帰りました。

お天気もよく大満足の楽しい1日でした。
ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。(*^^)v
写真をお借りした皆様にもお礼申し上げます。

後半はビデオで撮ったので久しぶりにムービーをば。
(雪がアレなんで滑走シーンはちょっとアレですがw)

2012/03/10

朝日岳でラッセル大会(厳冬期・那須)

土日で南東北方面に出かけてきました。
土曜日は那須の朝日岳、日曜日は桧枝岐の会津駒です。


3月10日(土曜日)朝日岳(那須)

gちゃんを始発で拾って一路那須へ。
冬季は上への道路が通行止めなので大丸駐車場に停め、
昨年の震災直前に朝日岳に連れていって頂いた「那須の師匠」と再会。
お土産にと福島銘菓「ままどおる」を頂きました。
冬季限定チョコ味のも頂き、おいしくて感激♪

那須の師匠は、カラコルム隊長と2人で東南稜(バリ)へ先発。
30分遅れで出発してラッセル泥棒をしていると、
先発した師匠から無線が入り(無線便利♪)
毎週ここを登ってる師匠でもびっくりするぐらいの深ラッセルのため、
バリルートは断念、朝日ノーマルルートに変更することにした、と。
(後から思うに、私達のラッセルを心配してルート変更されたっぽい。(^_^;))

※以下、那須の師匠からいただいた写真も使わせていただいています。<(_ _)>

先行ラッセルのおかげで楽に避難小屋到着。
a2012-03-10豪雪の那須朝日岳_2420


師匠たちと再合流。
驚くほど風がないかわりに、雪がフッカフカに積もっていました。
適度に湿気たいい雪です。

避難小屋前でスノーシューをデポり、アイゼン装着。
他のパーティは全員茶臼へ。
朝日に向かうのは私達だけ。
つまりノートレース。

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先頭を歩くカラコルム隊長の身長は180cm位ありますが、
その隊長が太腿一杯埋まってるのにびっくり。
私達がやると腰ラッセルになってしまう。Σ(゚Д゚)

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隊長の鬼ラッセルのおかげでラクチンに剣が峰に登れました。
(夏道であるトラバースルートは雪崩が怖いので冬季は直登ルート推奨)

そこからコル部に下りて、連続トラバース部分へ向かいます。
剣が峰直下は一部、氷の上に雪が載ってるだけの場所があって、
その部分は後ろ向きで降りました。
a2012-03-10豪雪の那須朝日岳_2424


そしてノートレースのトラバースの連続部分。
a2012-03-10豪雪の那須朝日岳_2438

ここはなかなか怖かった。
もしも私とgちゃんだけならここで引き返してたと思います。
カラコルム隊長が道を切り開き、全員で続きます。
足元は悪いけど、ピッケルがしっかり効くので大丈夫。

そう考えると、あの地蔵の時って、どんだけコンディション悪かったんだろう。。。
(まだ引きずってるw)

何度か続くトラバースを無事に通り終えて、後は楽しい登り。
ますます深くなる雪に突っ込みながら登ると、肩に出ます。
三本槍からの分岐。
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さすがにこの稜線は雪で風が飛ばされて「いつもの那須」状態でしたが、
朝日の山頂直下はまたズボズボの深雪で驚き。

おかげさまで無事に山頂に立つ事が出来ました。
a2012-03-10豪雪の那須朝日岳_2450


帰りは下りラッセルしながらあっという間。
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剣が峰に登り返して
a2012-03-10豪雪の那須朝日岳_2479


剣が峰の稜線から茶臼がうっすら見える。
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今日板を担いで登ってたらここはおいしくいただけたなぁ。
剣が峰の頂上から下の砂防ダムまでの1本。
すばらしいオープンバーン。
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避難小屋でのんびり休憩しながら雑談。
茶臼に登ろうかという話もあったけど、
明日、会津駒のラッセルが控えているので、そのままおとなしく下山。
大丸で解散し、明朝、桧枝岐でまた皆で集合します。

お疲れ様でした!
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私達は前回と同じく那須湯本の子鹿の湯に入ってから桧枝岐に移動。
gちゃんは民宿素泊まりで私はアルザで車中泊。
カラコルム隊長の車の横に車を停めて、明日の支度をして、
そしてビールを1本も飲まないうちにすぐに寝てしまいました。
おやすみなさい~。
2012/03/04

伊豆ヶ岳~武川岳~二子山

春を探しに~奥武蔵をゆるゆるハイクのはずが、
「里山で6本アイゼン着装長距離歩行トレ」となってしまいました。(^_^;)

赤岳敗退で(´・ω・`)ショボーンとしていたので、
気分転換で春を探しに奥武蔵へ。
梅なんか咲いてたら癒されるだろうなと思って出かけました。

この界隈は自宅から電車で1本で行け、
うまく繋ぐと意外に標高差があって歩きごたえがあるので、
よくトレに使っています。

今回は、正丸駅~伊豆ヶ岳~山伏峠~武川岳~二子山~芦ヶ久保駅の周遊。
ゴールの芦ヶ久保駅で、産直野菜を買って、ずりあげうどんを食べて帰る計画です。

このコース、人様のGPSデータを拝見するに、

総歩行距離13km
累積標高差1400m
(一部伊豆ヶ岳登り部分のルートが違うがまあこんなもんでしょう)
まあちょっとキツ目のハイキングって感じかな?

朝7時半ぐらいの電車に乗って爆睡して、起きたら正丸駅。
9時位に駅を出発し、春を探しながら伊豆ヶ岳まで。

民家に梅が咲いてないかなぁとか探しながら歩いてたのですが、
もう3月だというのに梅も何もまったく気配がなくびっくり。
唯一福寿草だけが春の気配を感じさせてくれてました。
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まだまだ木の芽も硬くて、せいぜいネコヤナギぐらい。

男坂は完全に凍っていて前爪がないので今日はパス。
女坂には崩壊のためエスケープルートが出来てました。
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このエスケープルートに乗るあたりから、
足元がツルツルのアイスバーンと化していて、
それでもアイゼンつけずに頑張って登っていったのだけど、
山頂直下の急登だけはどうしても登れなくなり、
狭い登山道の滑る斜面の途中で6本を装着することに。(^_^;)

教訓:タイヤチェーンとアイゼンは早めにつけましょう。w

10時30分頃、山頂到着。
なんだかんだで15,6人の人が入れ替わり立ち替わり来てました。
アイゼンは、4本が7割、6本が3割というところ。

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女坂崩壊のお知らせ
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ちょっと休憩してから山伏峠へ向かいます。
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途中、土と氷が交互に出てくるけど、面倒なのでアイゼンを外しました。

11時10分ごろ、山伏峠到着。
祠があって、新しい御赤飯が添えられていました。

峠は「最低コル」みたいになってて、またここからは登りです。
登るにつれ、まただんだん雪が深くなってくるけど、アイゼンがいるような凍結斜面はない。

12時20分ごろ、前武川通過。

檜の葉に霧氷がついててグレーグリーンになっていて
とっても好きな色合い♪
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苔に雪。
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シャクナゲに霧氷。
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檜に霧氷。
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枯れ木に霧氷w
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とか写真撮ってるうちに、ついた~!
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12時40分ごろ、武川岳到着。
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結構雪が深い。
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ここから先は、小さなアップダウンの繰り返し。
わりあい急斜面なところもあるのですが、
登山道を外してまだ踏まれていない雪の中を降りれば
アイゼンなしでも行けました。

ドライフラワーも凍ってる
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が、しばらく行くとさすがにもうアイゼンがないと滑りまくり、
時間節約のためにもまたアイゼンを装着。
つけたり外したりほんとにめんどくさーww

振り返ると、左奥の伊豆ヶ岳からずっと歩いてきた稜線。
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シカも歩いてるらしいw
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14時ごろ 焼山。
武甲山のてっぺんは雲の中。
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14時45分ごろ 二子山(雄山) 到着。
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ここで小休止。
面白い看板を見ました。
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15時10分ごろ 二子山(雌山) 到着。
ここからはずっと下り。
このルートの道標はまじで丁寧だw
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途中で見た看板シリーズ。
どうやら先ほどのNo.7が最終のようなのですが、
7枚全部は撮ってません。
面白かったやつだけ。

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途中アイゼンを外して、沢で洗って、
16時15分ぐらいに芦ヶ久保駅にゴール。

ここにも看板が。
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そして埼玉県警グッジョブ!
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早く全県で出来るようにならないかな~。
早速携帯にブクマしておきました。


で、せっかく楽しみにしていた「ずりあげうどん」ですが、
直通電車の時間が迫っていたので、食べれず。(^_^;)
産直野菜だけ買って帰りました。

しかし実は、池袋線は人身事故でダイヤが大混乱。
いつになっても各駅停車が来ず、ほぼ1時間のタイムロス。(^_^;)
「帰宅するまでが登山」の教訓だったようです。
うーむ、色々と予想外の出来事の多い山行でした。
2012/03/01

赤岳(敗退(T_T))

3月1日木曜日、単独日帰りで赤岳に行きましたが、まさかの敗退。Orz
お天気は快晴で昨晩の降雪直後の真っ白で空の青い絶好の登山日和でした。(T_T)
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そもそもの出発が遅すぎた上、忘れもので引き返したりしたので、
南沢を通って行者小屋についたのが11時半。(^_^;)
CTで歩ければ山頂周回できなくはないですが、雪次第。
ということで、とりあえず地蔵の頭まで様子を見に行きました。

後から思うと、文三郎から回れば良かった。
つい癖で地蔵から登ってしまったのですが、これが、、、
下りのトレースが2つあって、ラッセルの必要はないのですが、
雪の質がヘンで、サラサラと手ごたえがない。
粒の大きなグラニュー糖みたいな雪で、アイゼンつけててもズリズリ滑る。
上部に行くと、ピッケルがどう差してもどういう持ち方しても
まったく効かなくなってしまいました。

ただでさえトラバース恐怖症なので、
あの雪崩そうな開放斜面のトラバースでピッケルが効かないことにパニックになりかけ、
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あと標高差30mぐらいで地蔵の頭というあたりの鎖場で、ついに怖気づいて引き返してしまいました。(^_^;)

普段高所恐怖症の私ですが、今までは雪があれば全く怖くなかったのです。
だから雪山になると垂直に登る事もできたのに、今年は雪があっても高さを感じてしまい、
怖じけづきまくり。Orz なんでだろう。雪崩の勉強しすぎで雪が怖くなったのかなぁ。

さようなら~。また来るからねえ。(T_T)
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かなり(´・ω・`)ショボーンな気分で戻ってきたのですが、
あの南沢のツルツル悪路が今回は雪に覆われていたため大丈夫だったのと、
途中でカモシカ君に会えたのでヨシとすることに。
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帰りは樅の湯に立ち寄ってノンビリしてから帰りました。

山はコンディションによってぜんぜん違うんだなぁと。。。
冬の南ヤツはバリも含めて何度か登ってるけど、
今までがほんとにラッキーだったということを知れて良かったです。
リベンジには行きたいけど、あの取りつき道路の悪コンディションと
下山のツルツル道路がイヤなので12月まで持ち越しかなあ。(^_^;)