8月2日木曜日
槍ケ岳→大喰岳→中岳→南岳→大キレット→北穂高岳→涸沢岳→白出のコル(穂高岳山荘泊)
朝4時すぎ起床。
昨晩は布団が暑くてあまり眠れず。
それもそのはず、槍ケ岳山荘の布団はブレスサーモ製なのだ。^^;
暑ければ汗をかくが、汗をさらに熱に変える仕組みの繊維製品なので、
どんどん暑くなっていく、の図。(爆)
両側に夫婦が2組で間に挟まれており、あまり身動きできず、
ひたすら寝返りをうった一晩でした。
外がうっすら明るくなってきていたのでカメラを持って飛び出す。

台風の影響か、雲が出始めていましたが、ご来光はきれいでした。

ご来光を見に、ヘッデンつけて槍ケ岳に登ってる人も。

朝食〜。いただきまーす。あっという間に完食。

朝食後、支度をして、6時11分出発。
朝日に湧き上がる雲がきれいです。

今日は南岳まで行って、そこから氷河公園経由で下山する予定でした。
昨日の槍の登りで「こりゃキレットは怖くて絶対ムリだな」と思ったためです。
飛騨乗越

↑の写真の時点では気づいていませんが、実は重要なこの1枚。(笑)
このあと数日間ご一緒することになるパーティが写っています。
槍ケ岳と山荘を振り返る。

ほどなく、大喰岳(おおばみだけ、3101m)に到着。
この写真は、先ほど飛騨乗越に写ってたパーティに撮ってもらいました。

実はこのパーティと会うのは2回目。
昨日槍沢の登りで私が追い抜いていったのですが、
その時に親しげに声をかけていただいたので私も覚えていました。
同じ槍ケ岳山荘に泊まっていたらしいです。
大喰から先、しばらくお話をしながら一緒に歩かせていただきました。
パーティの構成は3名で、リーダーの男性と女性2名、
見たところの年齢は50すぎのパーティのようで、
歩くペースがちょうど私の疲れないペースだったので、
「先に追い抜いてください」と言われても、「いえ、後ろからついていきます。」と、
ヒッツキ虫のようにご一緒させていただいたのでした。
2名の女性は高山植物に詳しく、私も花が大好きなので、
花の話などもしながら、中岳を越えて南岳へ。
中岳についた時はガスガスで周囲がまったく見えません。

同行させていただいたパーティのむこうに南岳が見えます。

歩きながら、当然「どこへ向かってるか」という話になり、
実は昨日槍ケ岳でビビったので南岳から下山しようと思う、
本当はキレットを越えて北穂、奥穂へ向かいたかった、
という話をしたところ、よかったら一緒にキレットを越えよう、
とお誘いをいただきました。
彼等は何度もキレットを越えており、さらには西穂〜奥穂も
コースタイムの3分の2の4時間で行ってしまうぐらいの足前らしく、
岡山のパーティなのですが、毎週末、大山に登りに行ってるらしい。
大山といえば、山が崩壊進行中でガレガレでとても大変な岩山です。
今回は同じ大山仲間のちょい年上の女性と同行してるため、
普段よりゆっくり歩いてるから、よかったらどうか、
もちろん、ムリには絶対誘わないけど、と、お言葉をいただきました。
とりあえず南岳小屋で一緒に早昼を食べることにして、
それまでに考えさせていただきます、と返事をして、
南岳に向かいました。
南岳到着。3032m

南岳小屋へ降りて軽食。

この時点でガスが湧いてきて、
キレットやその先に続く山の足元が見えなくなっていました。
高所恐怖症の私ですが、足元が切れ落ちてるその下が見えさえしなければ
岩場はぜんぜん怖くないわけで、いや、むしろ好きなわけで、
よし、これなら行けるかも、と、決断。
ここでちょうど昨晩宿で一緒だった韓国からの団体と一緒になります。
この韓国からの登山ツアーの人たちとは、穂高岳山荘まで一緒だったのですけど、
民族の習慣の違いによるもの(大声で喋る、奇声と思える声を出す、痰を吐く)
等はまぁ仕方ないとしても、マナー違反が目立ち、危険を感じました。
具体的には、
鎖場で順番を抜かそうとする、
梯子で順番待ちをしてるところを後ろからぐいぐい詰めてくる、
1本の梯子に何人もとりつく、
ストックで前の人をつついても平然としている、
飲み終わりのペットボトルを山から投げ捨てる、
石を落としても注意喚起せず黙ってる、
といった行為を目撃し、唖然としたり怒ったりしました。
私は韓国語が出来ないし、相手も日本語が出来ないので、
1度はあまりに危険だったため、
英語で怒鳴りながら注意しましたが、相手には英語も通じないので、
完全お手上げ状態でした。(;´Д`)
まぁ悪い人たちではなくて、途中お菓子をわけてくれようとしたり、
挨拶もちゃんとしてくれたりはするんですが。。。
だから誰かがきちんと日本の山のルールを教えればいいと思うんだよねえ。(´・ω・`)
と、話を元に戻します。
さて、南岳を出発。9時7分。
いよいよ未知の恐怖の?世界です。
同行するパーティを「チーム岡山」と名づけたのですが、
チーム岡山の皆さんの後ろから、背後霊のようにひっついていきます。
南岳というのは遠くから見るとどうってことないんですが、
実はなかなか険しい山らしい。
ガレガレの岩場を降りていきます。

こういうトラバース系ヨコバイ系が怖いのです。汗

シシバナの危険個所はこれでおしまい。
実はここまではまったく怖くなかった。
行く手にキレットが見えそうになってます。

後ろを振り返る。

さらに進んでから振り返る。

拡大するとこんな感じ。赤丸の中は降りてる人です。

さらに進んでから振り返る。

さぁ次はいよいよ大キレットです。

と、いいつつ、当然のことながらキレットの写真は1枚もありません。
写真撮ってる余裕なんてまったくなかったからです。汗
越えたあとの写真が2枚あります。
これは多分飛騨泣きと呼ばれる難所の通過の順番待ちの時に、
チーム岡山の皆さんがニヤニヤしながら撮ってくれたものではないかと思います。
一応笑ってますが、かなりひきつってます。^^;


キレット越えの最中は、休憩時間中も4点支持で岩にしがみついており、
全身に力が入っていました。^^;
キレット全景

最後の難所(両側が切れ落ちてる)を越えて、北穂の山肌にとりつきます。
怖いのは最初だけで、あとはひたすら高度をあげるだけ。
ただ、振り返るのだけはまだ怖くてあんまりできません。汗
それを面白がって撮られてしまった写真。
顔が引きつってるのがよくわかります。(笑)

槍ケ岳から歩いてきた道がすべて見えます。

ついに北穂小屋到着。13時9分。
(コースタイム3時間30分。実質所要3時間2分。)
到着した瞬間、ほんとに感激の涙が出ました。

食事をしたら、記念撮影をしてすぐに出発です。

なんと、今日中に穂高岳小屋まで行くことに。(爆)
北穂〜白出のコルの間も、涸沢岳っていう険しいゴロゴロの山があり、
危険個所があるので気を引き締めて向かいます。
(でももうキレット越えちゃったからちょっと自信がついた感じです)
北穂の山頂3106m

南峰を越えて涸沢岳に向かいます

振り返ると槍が見えてます

涸沢岳までは意外に遠く感じました。
疲労してるせいなのかな。
涸沢槍の登りと思われる部分のハシゴはちょっと怖かったな。
あれは登りだからいいけど、下りだと相当怖いんじゃ。^^;
途中疲れてるのか何なのか、写真がほとんどありません。
涸沢岳到着。17時。

ついに穂高岳山荘到着。17時19分。

明日登る奥穂が見えます。

チェックインして部屋を割り当てられます。
なんだかとてもきれいな山荘です。
今日も布団は1人1枚。しかもお仲間と眠れるのでとても嬉しい。
夕飯は豪華でおいしかったです。(^^)v

その後、団欒室でビールを1本飲もうとしたのですが、
体調のせいか、疲れすぎてるせいか、飲めませんでした。
ほとんど捨てちゃった、もったいない。^^;
8時前には就寝。