2012/06/30

北岳(4)(番外編、山と高原地図のCTについて)

普通、泊まりで北岳だけ登る人は、御池小屋から、肩の小屋経由で行くと思います。
そのほうが、荷物を肩の小屋にデポして軽荷で山頂に行けるからです。

広河原から御池小屋経由で北岳山頂に行く場合、下記の3通りが考えられます。

DSC_0027.jpg

1.御池小屋~草すべり~肩の小屋~北岳
2.御池小屋~二俣~大樺沢右俣~北岳
3.御池小屋~二俣~大樺沢左俣~八本歯のコル~北岳

山と高原地図のCTを見ると、

1は7時間25分
2は7時間25分
3は6時間35分

これ、あきらかに3番がおかしいですね。
同じ場所を出発して、しかもハシゴ場があるのに50分もタイムが短いというのはヘンです。

細かく地図のCTを見て行くと、

【御池小屋~二俣=0:30】
【二俣~八本歯のコル=2:00】

↑この2つはまあ納得できます。
問題はここから先。

八本歯のコル(標高2870m)に出ると、稜線に乗ります。
山頂までの標高差は323m。

地図上でのCTは、
【八本歯のコル~吊尾根分岐=0:40】
【吊尾根分岐~山頂=0:20】

つまり、八本歯のコルから山頂までは1時間ということになります。

ところで、この標識をみてください。

八本歯のコルの標識。山頂まで1時間20分とあります。
aDSC03273.jpg

トラバース分岐の標識。山頂まで50分とあります。
aDSC03276.jpg

私は、この標識の時間が正しいと思います。
地図がおかしいと思う。
この標識、今までの区間でも大体合ってたので、
ここだけ大きく地図とずれるということはないと思います。

※思うに、地図上にある、「八本歯のコル~トラバース道=1:10」という数値が、
実は、これトラバース道のことでもあるけど、吊尾根分岐までのタイムでもあるのか。
それか、トラバース分岐に「。」を入れ忘れたために、八本歯のコルから、
トラバース道分岐までのタイムを記載漏れしてるのか。
そのどちらかではないかと思っております。

私が持ってるのは2006年度版の地図ですが、
マイミクさん二人にそれぞれ2009年版と2011年版を調べてもらったところ、
記載内容は変わっていないようです。

※ちなみに、今写真のEXIFデータから調べたところ、
八本歯のコルから吊尾根分岐までかかった時間
(すべてテン泊装備でのタイム)

2年前にかかった時間→0:57
去年かかった時間→0:53 
今年かかった時間→1:03

吊尾根分岐から山頂までは+0:20です。
普段テント背負ってる時のスピードは平均でCTの9割位なので、
これがCTが1時間20分とか1時間10分だと話が合います。
が、CTが40分だと、CT比が150%とかありえん数字に。w

また、もしもCTが1時間20分とか1時間10分だとすると、
広河原~八本歯~北岳山頂~北岳山荘のCTは、7時間45分~55分となり、
ほかの2つのルート経由とタイムが合ってくるので納得の行く話になるかなと。

まあ、本当は、あまりにもバテてしまったために、山荘到着が17時という、
ありえない時間になってしまい、ものすごく凹んでたのでしたw
で、やっぱり北岳山荘経由で来ればよかったよな~ってシミュレーションしてたら、
なんかCTの合計が合わない!おかしい!ということに気づいてしまったのでした。
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2012/06/30

北岳(3)

7月1日(日)

夜中、風がバタバタと結構ひどく吹きはじめました。
まあ予想していたので石を多めにしておいたけど、少し動いたりしてたので、
もう少し重いやつを探してくればよかったなあ。(小型のをたくさん積み重ねた)
テント内での寝る位置を反対側の風下側に変更して寝ましたが、
まあ何度か起きたけど、風で飛んでいくとか、例の白馬で大変な目にあった、
ああいうことはなかったので余裕でした。

4時前に起きると、ガスガスでテントはビショビショ。(^_^;)

オニギリと素麺と油麩+茹で玉子の朝ご飯を済ませて撤収。
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5時25分出発。
風がビュービュー吹いてるもんだから寒い寒い。(^_^;)
雨具の上下を着てましたが、もう1枚中に着れば良かったと思う位でした。

不思議な光景。
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北岳。さよなら。
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小太郎分岐がなんかステキな感じに。
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イワウメ
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鳳凰三山と八ヶ岳(中奥)
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ショウジョウバカマ
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鳳凰三山と富士山(右)
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立派なシナノキンバイ
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イチリンソウ
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6:36 御池小屋到着。
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ここで水を補給してトイレ行ってと、ロスタイム7分。
今思えばこの7分が。(T_T)

6:43 御池小屋出発。

ゴゼンタチバナ
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8:00 広河原山荘到着。
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この時、エンジン音を聞く。
ああ、バスが行ったんだな、ぐらいにしか思いませんでした。

が、そのあとターミナルに行ってみると、
「お客さん、今8時のタクシー3台が出ちゃったんで、次は9時になりますよ。」
という。

「え?人が9名集まれば順次出発でしょう?」
「いえ、それが、実はバス会社からクレームがありましてねえ。
今年から、乗り合いタクシーも1時間ごとの定時しか出発できなくなっちゃって。」


えええええええええ?まじ??????ありえねえええええええ???
きいてねええええええええ!!ヽ(`Д´)ノウワァァァン

と、どんなにわめいても、下山するには、タクシーかバスしかありえません。
バスは次は10時半とかなので論外。
とすると、おとなしくタクシーを待つしかないのであります。。。。Orz

というわけで、はじめてあのターミナルの建物に入って、2Fにも上がってみました。
実は2Fには売店があり、忘れた人用なのでしょうが、本格的な登山用グッズや、
お土産のかわいいTシャツまで売っていることを初めて知りましたwww

しょうがないんで、先についた人達とお喋りとかして時間をつぶす。
途中草すべりを同じペースで下山した男性2人組も後からやってきました。

で、9時になったので、乗り合いタクシーの1号機に乗って出発。
10分フライイングしてくれました。それだけで十分感謝です。(T_T)

芦安について、白峰会館で温泉(550円)に入り、節約のため下道で帰りました。w
疲れたけど、やっぱり楽しかった。
お疲れ様でした。ヽ(^o^)丿


おまけ編:

途中、いつものように勝沼の先の道の駅「甲斐大和」に寄ったら、
なんだかリニュされてて野菜が高くなってました。(´・ω・`)ショボーン
でも、レストランもリニュされてて、「惣菜村」とかいうレストランが出来てました。
500円で、ご飯+味噌汁+お惣菜タベホというので、即入店。
今日開店らしい。Σ(゚Д゚)

aタイル 012

おいしかったし、量は申し分ないんだけど、いかんせん、味付けが濃い。。。
田舎のお料理なんですね~。
客層はお年寄りが多かったので、これだと塩分過多で血圧が上がっちゃうから、
これをもう少し薄味にすればとてもウケると思うんです。
ほぼベジな内容なので、ベジタリアンにもウケると思います♪
(肉料理は、+300円で食べられる。)
2012/06/29

北岳(2)

(つづき)

ここから、八本歯のコルまで1時間という看板があるのですが、
確かにほぼ1時間かかりました。
なんだかバテてます。Orz
足が上がらなくなってしまった。
階段とかハシゴが多いのがとてもしんどかった。
どうしても足が上がらないので、階段とかもう四つんばいです。(^_^;)

バットレスがちょっと見えてたけど、どれが何尾根かわかんない。
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14時44分、なんとか八本歯のコルへ。
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間ノ岳がチラリ。
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時間が時間なので気分は猛烈に焦るのだけど、体が動きません。
どころか、眩暈までしてきてフワフワします。
気持ちが悪いし、これは寝不足と高山病が出てきたな~という感じ。
不思議と頭痛はしませんが(私はいつも一番最初に頭痛が出る)
ヨガの全呼吸をしながら登ります。

もしかしてビバークもありえるかも、という考えが頭をよぎります。
この場所は次の小屋が遠い。(^_^;)
北岳山荘に行くにしても肩の小屋に行くにしても、あと2時間以上は歩かないとダメ。
雪渓を滑り降りて御池小屋に戻りたいがあいにくピッケルがないので上部の急傾斜部分が厳しい。

つまり、登るか、ビバークするか、しかない。
なら、登れるところまで、倒れるまで行くしかないな、と腹をくくり、
ビバーク適地をチェックしながらノロノロ進みます。

このあたりで、CTに対する私の疑問というものが生じはじめます。
そして、それはその夜、テントで落ちついてから地図を見て確信に変わったのでしたw
(結論的には、「山と高原地図の「北岳」に記載されているCTは、
八本歯のコルから、トラバース分岐への約40分の分の記載が抜けおちている。」
分岐の部分に○をつけ忘れたせいなのかどうか知りませんが。)

ものすごく見事なイワカガミの群生があったけど、
かがむ気力がなくて上から撮るだけ。(笑)
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15時20分 永遠につかないかと思ってたトラバース分岐に到着。
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ここで、先ほど雪渓上で話した4人組に再会。
その4人組もバテてるおじさんがいて、お互い励まし合いながら、
それでもむこうは小屋泊装備なので私よりは早い。(笑)
でも、少し話しただけで随分と元気が出ました。(*^^)

トラバース分岐から上は、ざれた道なのですが、
ついに今年は木の棒で囲まれるようになり、
(うまく表現できませんが、谷川の天神尾根の肩の小屋の下みたいな感じ)
なんとも景観がアレですが、まあ登りやすくはなってました。
で、このゾーンは大々的なお花畑。

ようやくここでキタダケソウに会えました。
ほかにもいろんな花があったけど、もうキタダケソウだけでいい。
かがんで写真を撮ることもしんどいので、目線の高さのやつだけ探して、
ちらっと写真を撮らせてもらいました。
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15時47分。ようやく吊尾根分岐。
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長かった。。。(T_T)
ここで北岳山荘に向かう4人組とお別れ。とても有難い4人組でした。

北岳山頂に向かってまたヨロヨロ。
このあたりはお花畑そのものですが、もう写真はほとんど撮ってません。

オヤマノエンドウ。
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ハクサンイチゲ
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ハハコグサ系の何か
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16時22分。山頂。長かった。。。(T_T)
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山頂滞在5秒。(笑)
通りかかりに看板写すだけでさっさと退場。
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「山頂なう」なんてやってる余裕もありませんw

このあたりでふと気付いたのですが、呼吸がウジャイ呼吸に切り替わっていて、
完全に自分の呼吸に集中していて、ヨガになってた。
極限まで追い込まれたせいなんでしょうか。面白い現象です。

そしてそこから1つだけ登り返したらあとは下りのみ!
16時50分。無事に肩の小屋に到着。
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この青い屋根を見た時は涙が出ました。
今日ばかりは、自分を「よくやった!」と褒めてあげたい気分でした。
なんつうか、自分に感動した。(笑)
私はマラソンとかやらないけど、
きっと初めてフルマラソンのゴールに飛び込んだ時の気分て
こんな感じなんだろうなあ、とか。

遅い到着なので怒られるかと思ったけど、
小屋は満員御礼でテンパってたので、御咎めなしでしたw
小屋泊の人はビール1本タダでもらえるらしい。いいなぁ。(笑)

北側のテン場は雪に埋もれていて使えず、
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南側のテン場は、遠いので、小屋前に設営。
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風の通り道なんでアレですが、よい場所を選定する気力がもうなくて、
ちょうどいい感じのベニヤ板が2枚あったのでそれ敷かせてもらったら最高w

とっととテント張って中に入って、着替えて、やっと人心地。
ふううう。。。
失ってた食欲もカレーなら大丈夫そうなので、夕飯を作り、テント内で食べました。
ボラの仲間からもらったグリコのPOTカレーにお湯をかけて、塩おにぎりを2つ投入。
なかなか本格的に辛くてイケてました。これはいいね、山で使える。(*^^)v
ほかにポタージュに茹で玉子。
ほんとはお腹すいてたみたいです。(笑)
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でも、せっかく運んできたビールは、信じられないことに、飲む気がしなかった(^_^;)
ので、これは、またお持ち帰り。まじか。www

少し落ち着いたので、テントから顔だけ出して写真を撮ったり。
(靴履いて歩いていく気力はなしw)

富士山が見えてた。
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仙丈ケ岳に
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甲斐駒に
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鳳凰三山も。
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そしてまだ明るいうちに寝ました。(笑)
2012/06/29

北岳(1)

北岳(1泊2日テントボッカ)に行ってきました。


6月29日(金)

出発直前まで沢か山か迷っていましたが、
寒いと沢でお腹壊すのでw、今回は山(北岳)に決めて夜遅く出発。

工事渋滞に巻き込まれ、萎えながらもなんとかAM2:30位に芦安のPに到着。
保冷材で冷やして持ってきたビールも飲まずに即就寝。


6月30日(土)

7時30分のバスに乗るからゆっくりおきるつもりが、
異様にテンション高い集団が私の車の前で輪になってしゃべくりまくってたので、
5時台に目が覚める=寝不足によるバテ決定。Orz

7時30分発のバスは、7時10分に「満杯になったから」と出発して行きました。Σ(゚Д゚)
当然後続でバスが来るものかと思いきや、まったく来ない。Σ(゚Д゚)

乗り合いタクシーのほうも、8時まで1台も来ず、
やっとタクシーに乗れたのが8時10分。
芦安のPで実に1時間も無駄な時間を過ごしたのであります。

後からわかったことですが、山梨交通バスからのクレームにより、
今年から、乗り合いタクシーは「時刻表通りの発車」以外出来なくなったそう。
時刻は1時間おき位に定められていて、それ以外の時間帯は、
9名集まろうがなんだろうが絶対に発車できないそうです。

これは下りにも適用されるので、広河原発でも気をつけて下さい。
私は今回、往路1時間、帰路50分、待たされました。Orz

時刻表はこちら
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kanko/yama/files/bus_taxi2012.pdf


てなわけで、とんだ出だしになりましたが、

8:49 広河原出発。
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広河原山荘で登山届に記入して、ゆっくり歩きます。
本日のザック重量は多分14kg位。
昨晩飲めなかった350mlのビールもボッカしております。w

広河原から大樺沢を通って二俣に行くルートは今年もこの段階ではまだ通行止め。※
そのため、全登山者は、広河原から御池小屋に向かうことになります。
そのせいなのか、御池小屋へのルートに補修個所が何か所も増えていて、
どんどん階段&ハシゴ化されてきていて、非常によろしくない&楽しくない。Orz

(※友人が私の一週間後に登ったら大樺沢ルート、開通してたそうです。)

マイヅルソウ
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サンカヨウ
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御池小屋到着は11時13分。所要:2時間24分(CT3時間5分)
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ミヤマキンポウゲ
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バックカントラーがいる♪
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小屋で二俣から上部の様子を聞きます。
大樺沢はアイゼンあればいけるけど、ピッケルあるほうがいいらしい。
また、右俣コースは左岸を行けば雪なしで歩けるらしい。
当然、一般の人には草すべりコースを勧めてるとのこと。

御池まで来るまでに、八本歯経由だとバテる予感がしてました。
そこで今回は素直に、草すべりから登って、北岳山荘に重い荷物をデポし、
空荷で軽々山頂へ行き、キタダケソウを見ればいいじゃまいか♪

と、方針を決定し、小屋を出発すると、
後ろから、朝のタクシー待ちの時に列の後ろにいた
「ダメ出しお喋りオバサン」がついてきます。(^_^;)

このオバサン、ダンナさんに向かってずーっとノンストップで喋り続けるのですが、
その内容はすべてダンナのダメ出しという、驚異的なお人です。(^_^;)
しかも声が甲高いし声がよく通る。。。Orz

もしかして、このオバサンの声ずっと聞きながら登ることになるのか私、、、。
そう思った瞬間、私の足は左に向き、二俣方面に向かうルートを選択していました。w


ま、二俣から右俣のルートがあるから、それで行けばいいや、と思ったのです。

ミツバオウレン
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シナノキンバイ
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二俣に到着すると、
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先ほど、御池に居たバックカントリーな人達が居ました♪
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アイゼン(今回は6本爪)を装着し、ゆっくり登り始めます。
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すぐに右俣への分岐なのですが、右俣はかなり急傾斜で上に突きあげていて、
右俣ルートを行ったことがない私は、どこから夏道に入ればいいのかよくわからず、
トレースもないことから、右俣に行くのは諦めました。

結局、最初に「バテるかも」と思った八本歯ルートで歩くことに。www (^_^;)

aDSC03266.jpg


雪渓はひたすら我慢の登りですが、
雪好きな自分としてはゆっくりだけど気持ちよく登れたつもり。
雪渓上は涼しいし♪

途中、そのBCチームのテレの人と話したり、またべつの4人組のパーティと話したり。
特にこの4人組とは抜きつ抜かれつしながら色々話して楽しかったです。

上部二俣の少し下でシャリバテになったので休憩。
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この上部二俣で夏道に上がる階段が出てくるので、アイゼンを外します。

(つづく)
2011/09/27

北岳

9月16日

9月17-19の3連休は一人で白根三山のつもりでしたが、
雨の予報なので中止し、1日予定を早めて金~土で北岳だけ登ってきました。

基本北岳往復の1泊2日なんだけど、
もしかして土曜日の朝も晴れてたら
そのまま三山縦走できるように食糧は3日分を用意。

木曜の深夜に東京を出て高速に乗り車中泊。
始発のバス7時30分に間に合うよう6時55分、芦安到着。
着いてすぐに乗り合いタクシーが出発するというので慌てて飛び乗りました。

広河原についてからなんだかんだと支度をして、出発は8時半。

タクシーの中ですでに大樺沢通行止めの話を聞いていたのだけど、
登山道には大きく表記されていました。
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今回のザック重量は、1泊だし(でも食事は2泊3日分)、
食事はちょっと豪華にやるか、と、珍しくいろんなものを持ってきました。
今まで1泊2日でテントなら10-11kg位なのになぜか14kg。
てことで、想定外に重かったので最初からゆっくりペースで歩きます。

大樺沢との分岐にはこういう表記が。
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この先、小屋までは、数組のパーティと抜きつ抜かれつしながら登りました。
「急登ここで終わり」「小屋あと30分」の注意書きはとっても嬉しい♪
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これは親切ですねえ。(笑)

小屋が近づいてくるとDocomoが入るポイントがあったりとか。
これも親切ですねえ。
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きっと小屋の人利用しまくってるのでしょうw (御池小屋は圏外)

10時50分 小屋到着。CT3:05のところ2:20
ありゃ、意外に早く到着してるのでびっくり。
てか、このCT甘くない?(と、この時は思った)

おにぎりを食べてから小屋の人に八本歯について質問したところ、
なんと、通行止めは大樺沢だけで八本歯は通れるという。
やったーヽ(^o^)丿
なら遠回りでももちろん八本歯を登りたいですよね~。

ということで11:10出発。八本歯コースへ。
トラバースで二俣まで30分のロスですが、
人が居ないほうが気楽だし、岩のほうが楽しいし。

途中、大好きなハバヤマボクチが群生しててたまらず写真撮りまくり♪
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えらく腰の低い注意書きだなと思ったら林野庁ではなく民間なんですね。
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11:35二俣到着。
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さっそく大樺沢左俣を登り始めますが、
7月と違って9月は雪がないから通りにくいことこの上ない!
この12号台風のせいなのか、やたらと浮き石が多く足場が悪い。
そもそも高巻きばっかりで沢に近寄れずつまらない!ヽ(`Д´)ノ

途中一瞬ガスが上がってバットレス方面下部をちら見出来ました。
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河原なでしこがまだ咲いてました。
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しかし、思ったより八本歯のコルが遠くてバテはじめたので
コル手前の最初の階段を越えたあたりで休憩。
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炭水化物投入でシャリバテ対策。
ダメダメ感がにじみ出ていたのでアミノバイタルでドーピングも。

そしてまたがんばって登り始めますがが、
八本歯ってこんなにしんどかったっけ。
やたらゆっくりになってしまいます。
13:51 やっとコル到着。
ボーコン沢の頭は残念ながら見えませんでした。
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そしてその後も、余力なくヨロヨロとした感じで登って行きます。

あれー。去年来た時ぜんぜんしんどくなかったのになぁと思い、
色々思い返してみると、去年はザック重量は8-10kgのはず。
そりゃ今よりぜんぜん軽くて余裕だよなあ、と。

途中、突然のように晴れ間が見えたのでしばし撮影大会。
aDSC01062.jpg
aDSC01065.jpg

風や雲の動きが早く、巻雲も出ていて、この先の天気の悪化を予告してました。

山頂へ登る手前のコルのところで、ザックを降ろすかどうかの最終決断。
考えた結果、このヨレヨレぶりと天候悪化の兆しから、
明日はやはり縦走には行かず、降りることにしました。
なので、ザックは背負ったまま山頂へ向かいます。

山頂直下で、奇跡的に一瞬だけ富士山が姿を見せてくれていて、
雲やガスがモクモク動く中で動かず居る富士山というのが、
無音映像なんだけど、圧倒的な存在感で、神々しさを感じました。
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ヨガで「1つの景色を思い出して瞑想する」という時に、
この時の富士山を思い出して使うぐらい、
すばらしくおごそかな感じの、無言の圧倒感でした。
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15:10 やっと山頂へ
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これだけヨロヨロした感じで到着するのも久しぶりな感じ。(^_^;)
ダメじゃーん。Orz

CT 広河原→185→小屋→30→二俣→120→コル→60→山頂
実際 広河原→140(CT比75%)→小屋→25(同83%)→二俣→136(同113%)→コル→79(同131%)→山頂
(タイムは休憩こみ)

広河原からのトータルのCTで計算すると、
なんとかCTより5分早くはなった(休憩含む)がショックが大きい。
凹みつつ、今晩のお宿、肩の小屋に向かいます。

天気はどうやら次第に悪くなってきてます。
ガスが一瞬でも晴れることはもう期待できず、
濃いガスが結露して髪の毛がビショビショになるほどでした。

北岳山荘に到着し、受付を済ませテン場へ。
テン場にはテントが5張。
そのうちの3張は、大学の山岳部(かサークル)のものでした。

テントを張り、ビールを1缶買って夕食を作る。
実はあんまり食欲がない。
でも食べねば荷物が減らないので予定通りに作る。

カップヌードルご飯が主食で、スパムと野菜炒めがおかず。
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ツイッタの雪滑クラスタの人達とスパムシングルで盛り上がり、
いくつも買いこんでストックしといたやつを持参。
それにコンビニで買った野菜と一緒に蒸し焼きぽく。
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しかし食欲ない上、ビールもぜんぜん飲めない。Orz
でも捨てるわけにもいかんので、無理矢理食べて無理やり飲んだ。

どうも最近自宅での食生活がヨガすぎて油とかケミカルがNGに。。。
白馬行った時にも感じたのだけど、普通のラーメンが油こすぎて気持ち悪くなったり、
パスタソースの油とか化学調味料で具合悪くなったりしつつある。

というような状況でいきなり肉&ケミカルの塊であるスパムは
やっぱりどう考えても体にはNGだったらしい。
食べきったは良いが、食後しばらくして、急速にお腹の急降下。Orz

その頃にはすでに雨がシトシトザーザー降っていて、
雨の中をヘッデンつけて雨具着てテントから出てトイレに通う、、、
それも何度も。。。

・・・というような、ちょっとわびしい北岳3000mの夜でありました。(^_^;)


9月17日

さて翌朝。

案の定、細かい雨が降っております。
夜中、時折り風が巻いてテントがハタハタしてましたが、
暴風雨というような感じではなかったです。
降ったりやんだりを繰り返してた模様。

今日は降りるだけなのでのんびり朝ごはんを食べます。
朝はパスタと、頂き物の「加賀麩」のお吸い物。
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お腹の具合は朝もトイレに行きましたが、
スパムにびっくりした以外は大丈夫そうな感じ。

ご飯が終わったらのんびり撤収です。

ちなみに、これも同じツイッタ雪滑クラスタに教えてもらったんだけど、
テントマットにすると驚くほどの断熱効果で暖かくてびっくりしました。
私は寒がりなのでこれは実に重宝だな~。
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撤収完了、さて、行きますか。
aDSC01094.jpg


途中、何度か振り返ったけど北岳方面は天候回復せず。
左側に見える仙丈ケ岳とか甲斐駒が見えそうで見えない、
なんともいえないガス世界を楽しみながら歩きました。
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ちょっと秋色になってきつつある。
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鋸と甲斐駒の「山頂のみ」見えてるw
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そして御池へのルートに入るともう何も見えなくなってしまうのでひたすら下山。
広河原から上がってきた一番早い組の人達と出会うようになります。
トータルで20名位か。

お花にしずく~。
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鹿の食害を植物の世界から見ると食圧っていうのかー。
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御池小屋でちょっと休憩。
ここのトイレ水洗な上めちゃくちゃきれいでびっくりした。Σ(゚Д゚)
水も「南アルプスのおいしい水をどうぞ~」って大盤振る舞い。Σ(゚Д゚)

御池小屋から先はもうウジャウジャウジャウジャ人がいて、
すれ違いで超時間がかかるので急ぎたくでも急げません。
30人1パーティみたいな大パーティもいたりして、
足遅い人が1人でもいると数珠つなぎになっちゃうので、
すれ違いに超~超~時間がかかりました。

そこで、暇つぶしにすれ違う人の数を数えることにしましたw

・・・広河原の橋までにすれ違った人数、なんと実に427名!

その427名+数えはじめるまでにすれ違った約50名を足すと、477名。
そして橋を渡ってバスターミナルに到着すると、居るわいるわ、
バスやタクシーから、わらわら人が降りてきて、また橋に向かっています。
なのでこの日の入山は最低でも500名は余裕で突破です。w
いやぁ、連休の百名山は凄まじいですね、ほんとに。Σ(゚Д゚)

広河原到着後は、ちょうど6分後に発車するバスに乗り、
そのバスの車掌さんに白峰会館の温泉割引券(350円)をもらい、
車にザックをデポって白峰会館の温泉に入りました。
貸し切りで、露天まであって、湯質もいいのに安いので感動しましたw

そしてそのあとは下道を6時間かけてえっちらおっちら帰り
帰ったらすぐにテントを組み立てて干し、洗濯機を回し、と、
雨のあとは面倒ですなぁ。トホホ。
今度は来年の残雪+花の時期(もちろん晴れた日w)に行くぞー。ヽ(`Д´)ノ


肩の小屋 6:56-御池8:38ー広河原 10:10
CT 肩の小屋ー110-御池ー110-広河原
実際 肩の小屋ー112(御池での休憩含む)-御池ー92-広河原